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日本の心 目次
日本の心
松井大将が中国から凱旋帰国後、伊豆山に礼拝山興亜観音を起こされました。敵も味方も等しく弔う「怨親(おんしん)平等」を掲げました。これは世界に誇る日本の心です。怨親平等をはじめ、誠の心を大切にし、人種平等を謳った日本の心を紹介し、誇りある歴史を継承します。
怨親(おんしん)平等とは
怨親(おんしん)平等とは
仏教の言葉で、敵味方の恩讐を越えて、区別なく同じように極楽往生させることを意味します。「怨親」とは、自分を害する者と、自分に味方してくれる者の意味です。これが日本では古来、戦いによる犠牲者を敵味方を問わずすべて平等に供養する意味に使われてきました。中世以降、勝利した武将は敵味方双方の戦死者のために敵味方供養塔を建てる慣わしがあり、最も大規模なものは、元寇で戦死した敵味方(元と日本)の供養のために執権北条時宗が建立した鎌倉・円覚寺です。その後、南北朝の動乱時や戦国時代、朝鮮の役、そして昭和に入っての日支事変でも、敵味方とも供養する碑が建てられました。
これは、赤十字社の精神が始まりではなく、古来より現代まで引き継がれてきた、日本ならではの尊い思想信仰ではないでしょうか。
硫黄島・市丸中将のルーズベルトに与うる書
台湾に愛された6人の日本人①
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